爆音上映『プロメア』
人気TVシリーズ「天元突破グレンラガン」(2007)、「キルラキル」(2013)の最強の二人、アニメ界を沸かせる今石洋之監督と演劇界を牽引する中島かずき氏による初の完全オリジナル劇場アニメーション『プロメア』。興行収入10億突破、上映100日を達成した2019年度最も国内を燃え上がらせた大ヒット作を爆音上映!上映前には今石洋之氏、デザイナーのコヤマシゲト氏、大塚雅彦氏、若林広海氏、をお招きして舞台挨拶を開催します。
ストーリー
全世界の半分が焼失したその未曽有の事態の引き金となったのは、突然変異で誕生した炎を操る人種〈バーニッシュ〉だった。あれから30年、〈バーニッシュ〉の一部攻撃的な面々は〈マッドバーニッシュ〉を名乗り、再び世界に襲いかかる。
〈マッドバーニッシュ〉が引き起こす火災を鎮火すべく、自治共和国プロメポリスの司政官クレイ・フォーサイトは、対バーニッシュ用の高機動救命消防隊〈バーニングレスキュー〉を結成した。高層ビルの大火災の中、燃える火消し魂を持つ新人隊員ガロ・ティモスは、〈マッドバーニッシュ〉のリーダーで、指名手配中の炎上テロリスト、リオ・フォーティアと出会い、激しくぶつかり合う。リオを捕らえることに成功し、クレイからその功績を認められ ―― ガロにとってクレイは幼き頃、命を救ってくれた恩人で憧れのヒーロー ―― 誇らしげに喜ぶガロであった。
しかし、リオは〈マッドバーニッシュ〉の幹部であるゲーラ、メイスと共に捕らえられていた〈バーニッシュ〉を引き連れて脱走する。後を追ったガロが彼らのアジトにたどり着くも、そこで目にしたものは、懸命に生きる〈バーニッシュ〉たちの姿であった。そして、リオから〈バーニッシュ〉をめぐる衝撃の真実を告げられることに。
何が正しいのか――。そんな折、ガロたちは地球規模で進められている“ある計画”の存在を知ることになる――
ゲストプロフィール
今石洋之 / 監督
GAINAX所属時代に「新世紀エヴァンゲリオン」や「フリクリ」など多数の作品に関わった後、「天元突破グレンラガン」「パンティ&ストッキングwithガーターベルト」の監督を務める。その後、TRIGGERを設立し「キルラキル」をはじめ、斬新な手法・発想を用いた意欲的な作品を発表し、2007年文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞、第7回東京アニメアワードテレビ部門優秀賞・個人賞などの受賞歴を持つ。アニメーターとしても高い実力と人気を誇り、海外からも注目を集めるクリエイター。現在公開中、オリジナル劇場アニメ「プロメア」で監督を務める。
公式サイト:http://twitter.com/shiimai
コヤマシゲト / キャラクターデザイナー
2004年、『トップをねらえ2!』に参加したのをきっかけに、数多くのアニメ作品にかかわる。代表作に『HEROMAN』『交響詩篇エウレカセブン』『STAR DRIVER 輝きのタクト』『Panty & Stocking with Garterbelt』『ヱヴァンゲヲン新劇場版』『キルラキル』『ベイマックス』など。2015年には日本アニメ(ーター)見本市『おばけちゃん』にて初監督をつとめた。TRIGGER最新作のオリジナル劇場アニメ「プロメア」ではキャラクターデザインを手掛けている。
公式サイト:http://twitter.com/Joey__Jones
大塚雅彦 / 副監督
実写映画経験を経てスタジオジブリに入社。『平成狸合戦ぽんぽこ』、『耳をすませば』で監督助手を務め、GAINAXの『新世紀エヴァンゲリオン』では演出、演出助手を担当。以降はGAINAXに所属し同社作品の演出を多く務めるかたわら、実写映画『ラブ&ポップ』で実写映画のキャリアを生かし助監督として携わる。その後、庵野秀明の推薦で『ぷちぷり*ユーシィ』で初の監督を経験。2011年にGAINAXを退社し、同年8月に今石洋之・舛本和也と共にアニメーションスタジオTRIGGERを設立。
公式サイト:http://twitter.com/tuka_trg
若林広海 / クリエイティブディレクター
アニメーションスタジオGAINAX在籍時、「天元突破グレンラガン」の企画段階から作品に参加した経験を経て「パンティ & ストッキングwithガーターベルト」でコンセプトアイデア・脚本・演出を担当。その後、TRIGGERへ移籍し、「キルラキル」「宇宙パトロールルル子」など主に今石監督作品を中心にクリエイティブスタッフとして企画に参加。TRIGGER最新作「プロメア」ではクリエイティブディレクターを手掛けている。
公式サイト:http://twitter.com/waka_geek
guest
爆音上映とは 爆音監修:樋口泰人(boid主宰)
音楽ライブ用音響
セッティングでの上映爆音上映とは、通常の映画用の音響セッティングではなく、音楽ライブ用の音響セッティングをフルに使い、音量も限界まで上げ大音響の中で映画を観て、聴く試みです。
大胆かつ繊細な上映
一般劇場上映では聴くことの出来ない迫力と、その爆音によって視覚までもが変容して映画そのものも違って見えるトリップ感覚が体験できます。また、大音響でなければ聞こえてこない幽かな音を聴くという、大胆かつ繊細な上映となります。
爆音=良音=適音
もちろん「爆音」とは言っても音を大きくするだけではありません。その映画にとって最適な音とは何か、その音があることによって映画が違って観えてくる、それぞれの映画における音の核心はどこにあるのか?そんな映画におけるベストな音の探求こそ、爆音上映の醍醐味です。映画にとって最良の音、最適な音が爆音上映にはあります。
作品情報
監督:今石洋之
2:11:00/DCP/日本語音声・英語字幕
© TRIGGER・中島かずき/XFLAG