Ville Neuve

ストーリー

ケベック州、大西洋岸の海辺の夏。 ジョセフは友人の家に引っ越す。 彼は元妻のエマにもそこに来るように説得する。 1995年、ケベック州の独立をめぐる国民投票キャンペーンが盛んに行われるなか、かつての恋人たちが出会い、恋に落ちることで、家々もまた白熱し、言葉がぶつかりあう。彼らにはもう一度別れが訪れてしまうのだろうか。詩的で感動的な映像とともに、ヴィルヌーヴ沿岸の村で親密な運命共同体が共鳴する。 独立の夜明け、ケベックでの小さな贖罪。ジョセフは倒れ、そしてまた立ち上がるのだろう。

監督プロフィール

Félix Dufour-Laperrière

1981年、ケベック州のシクーティミに生まれ、現在の拠点でもあるモントリオールで学ぶ。監督・脚本家としての仕事には、アニメーション、ドキュメンタリー・エッセイ、実験的な短編映像の制作がある。その作品はどれもナラティブと形式的な探求のあいだに絶え間ない緊張があり、ビジュアル・アートとコンテンポラリー・アートを結びつけもする。これまでに制作した『ONE, TWO, THREE, DUSK』(2006)、『ROSA ROSA』(2008)、『M』(2008)、『TRANSATLANTIC』(2014)などの作品は、国内外の多くの映画祭・美術館・イベントで上映され、いくつもの賞を受賞している。初の長編アニメーション作品『VILLE NEUVE』は、全編が紙にインクで作画された。現在はアニメーション・ドキュメンタリー『ARCHIPELAGO』と、2作目の長編アニメーション作品『DEATH DOES NOT EXIST』に取り組んでいる。

作品情報

監督: Félix Dufour-Laperrière
2018年 / カナダ / 1:16:00