メイキング・トーク
アニメーション映画『音楽』

長編部門ノミネート作品:アニメーション映画『音楽』は、漫画家の大橋裕之による「音楽と漫画」(太田出版)を原作とする不良学生たちのロック奇譚です。制作期間は約7年超、作画枚数は実に40,000枚超、を全て手描き、クライマックスの野外フェスシーン をダイナミックに再現するため、実際にステージを組みミュージシャンや観客を動員してのライブを敢行。分業制、CG制作が主流のアニメーション制作において、何もかもが前代未聞の長編アニメーションプロジェクトとなりました。
本プログラムでは、監督の岩井澤健治氏とプロデューサーの松江哲明氏をお迎えし、作品の制作背景についてお話いただきます。

ゲストプロフィール

岩井澤 健治

1981年東京都生まれ。高校卒業後、石井輝男監督に師事、 実写映画の現場から映像制作を始め、その傍らアニメーション制作を始める。2008年に初のアニメーション作品「福来町、トンネル路地の男」が完成。以後、アニメーションを中心とした短編映画の制作を続けた後、2012年より自主制作長編アニメーション映画「音楽」を制作中。


松江 哲明(ドキュメンタリー監督)

1977年東京生まれ。99年『あんにょんキムチ』でデビュー。以後『あんにょん由美香』『ライブテープ』『トーキョードリフター』等、ドキュメンタリーを発表。近年は『山田孝之のカンヌ映画祭』『このマンガがすごい!』といったテレビ番組を手がけている。『音楽』は岩井澤監督が『フラッシュバックメモリーズ 3D』のアニメパートを担当したことをきっかけに生まれた。

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© 大橋裕之・太田出版/ロックンロール・マウンテン