爆音上映『AKIRA』

2014年、本映画祭での上映時に2回とも満員御礼を記録した大友克洋監督『AKIRA』爆音上映が、映画の舞台となった2019年と同年である今年、再び降臨!2020年の4Kリマスター、そして新アニメ化プロジェクトが発表された今、改めて35㎜フィルム上映でお届けします。圧倒的な映像とサウンドで人々に衝撃を与えた2019年「ネオ東京」の世界に、新千歳空港で会いましょう。

ストーリー

1988年7月、第三次世界大戦勃発。そして、2019年、メガロポリス東京・・・。健康優良不良少年グループのリーダー・金田は、荒廃したこの都市でバイクを駆り、暴走と抗争を繰り返していた。ある夜、仲間の鉄雄は暴走中、奇怪な実験体の少年と遭遇し、転倒負傷。呆然とする金田たちの前で、彼らは軍の研究所へと連れ去られてしまう。鉄雄救出のために研究所へ潜入を試みる金田。だが、彼はそこで、過度の人体実験により新たな「力」に覚醒した、狂気の鉄雄を見る・・・。一方、研究所内の特殊ベビールームでは、実験体の少女が、「最高機密=アキラ」の目覚めを予言。鉄雄は自らの力の謎に近づくべく、地下深く眠る「アキラ」への接近を開始した・・・。

爆音上映とは 爆音監修:樋口泰人(boid主宰)

  • 音楽ライブ用音響
    セッティングでの上映

    爆音上映とは、通常の映画用の音響セッティングではなく、音楽ライブ用の音響セッティングをフルに使い、音量も限界まで上げ大音響の中で映画を観て、聴く試みです。

  • 大胆かつ繊細な上映

    一般劇場上映では聴くことの出来ない迫力と、その爆音によって視覚までもが変容して映画そのものも違って見えるトリップ感覚が体験できます。また、大音響でなければ聞こえてこない幽かな音を聴くという、大胆かつ繊細な上映となります。

  • 爆音=良音=適音

    もちろん「爆音」とは言っても音を大きくするだけではありません。その映画にとって最適な音とは何か、その音があることによって映画が違って観えてくる、それぞれの映画における音の核心はどこにあるのか?そんな映画におけるベストな音の探求こそ、爆音上映の醍醐味です。映画にとって最良の音、最適な音が爆音上映にはあります。

作品情報

原作・監督:大友克洋
音楽:芸能山城組(ビクター)
音響:明田川 進
録音:瀬川徹夫
124分/35mm/1988年/日本

(C)1988 マッシュルーム/アキラ製作委員会